新しいインジケーター、スプレッドRSI
ご無沙汰しております。久しぶりの投稿ですが、新しいインジケーターとストラテジーを開発しました。その名も“スプレッドRSI”。いずれもトレーディングビューを使ってのみ表示することができます。
これまでスプレッドボリンジャーというインジケーターとストラテジーを何度かご紹介してきましたが、スプレッドRSI も2銘柄のスプレッド(銘柄A÷銘柄B)を使い、RSIの計算を行うという単純なインジケーターです。スプレッドRSI自体は私が開発しましたが、RSIのパラメーターなどはローレンス・A・コナーズ氏の書籍を参考にしています。コナーズ氏は日本でもなんと9冊もの書籍が翻訳されている正真正銘のウィザードと言えるでしょう。
その中で、コナーズ氏が最も力を入れて研究していた指標がRSIです。
彼のRSIの使い方は独特で、非常に短期(2期間や3期間、4期間)のRSIに注目していました。
この短期のRSIのパラメーターは非常にワークします。
そして、このスプレッドRSIも個別株やETF、あるいは、FX等でも素晴らしいパフォーマンスが出ています。
何回かに渡り、スプレッドRSIのチャート・イメージやパフォーマンス例をご紹介していきます。
投稿チャートは日経225型ETF(1321)の買い戦略。TOPIX型ETF(1306)を使って、スプレッドRSIを表示しています。
なお、トレーディングビューでのみ使えるスプレッドRSIインジケーターは10月26日の投資戦略フェアで初公開する他、セミナーでも公開します。詳細は私のWEBサイトをご覧ください。
コミュニティのアイデア
上向き三角形と下向き三角形の実際の成功率上向き三角形と下向き三角形の実際の成功率
以下は、提供された情報に基づいた、取引における上昇三角形と下降三角形の実際の成功率の分析です。
成功率
一般に、上昇三角形と下降三角形は継続パターンとしてかなり高い成功率を持っています。
-上昇三角形の成功率は約 72.77% です。
-下降三角形の成功率は 72.93% と若干高くなります。
これらの数字は、10 年間にわたって 200,000 を超える価格構成をテストした調査から得られています。
成功に影響を与える要因
これらの数値の成功率には、いくつかの要因が影響する可能性があります。
- 戦略を正しく実行するトレーダーの能力
・トライアングル形成時の市況
-市場の流動性
- 一般的な市場センチメント
考慮すべき重要な点
-トライアングルは、特にトレンド市場において信頼できる継続パターンとみなされます。
- 上昇トレンドにおける上昇三角形は、下降三角形よりも統計的に信頼性が高くなります。
-数値を検証するには、価格が上下の線に少なくとも 2 回接触する必要があります。
-ブレイクアウト時の量の増加は重要な確認兆候です。
成功の可能性を高めるための戦略
- ポジション 1 に入る前に、三角形が完全に形成されるまで待ちます。
-レジスタンス/サポートレベルの上下の終値でブレイクアウトを確認します。
-追加のテクニカル指標を使用してシグナルを確認します。
-ブレイクアウト時にボリュームが増加する必要があるので、ボリュームに注意してください。
結論は
アセンディング トライアングルとディセンディング トライアングルは成功率が比較的高いですが、成功の可能性を最大化するには、他のテクニカル分析ツールと組み合わせて使用し、市場全体の状況を考慮することが重要です。
利確について 線と波の話 5以前、利益を伸ばすことは難しいというお話をしました。
では、どこで、利確すればいいのでしょうか?
今回は、分かりやすい3パターンの例を見て下さい。
上昇トレンドの調整からの買い、高値切下げ線のブレイクでエントリーしたと仮定します。
1つ目の利確候補は、直近高値です。
切下げ線や切上げ線は、ブレイクしても、そのまま、ヨコヨコのレンジの動きになることもあるので、この付近での利確にも、根拠があります。
ただ、今回のエントリー基準ではリスクリワードは良く無いです。
2つ目の利確候補は、1の波の高値です。
ここは、売りが強くなりやすい場所です。仮に売り勢力が勝てば、Wトップや、調整の継続となる場面です。
3つ目の利確候補は、一目均衡表の値幅観測論のN計算値です。
これらの他にも、フィボナッチを使ったり、新たに安値切上げ線を引いて、ブレイクされるまで、ポジションを持つ、もしくは、下位足が反転するまで、ポジションを持つという考えもありますが、いずれにせよ、どこで、利確するかは、損切同様に事前に考えておきたいものです。
ちなみに、エントリーもエグジット(利確、損切)も、複数にポジションを分けて、分割エントリー、分割利確がおススメです。
当然、利益は小さいほど、勝率は上げやすく、リスクリワードレシオは下がります。
少しずつ、部分利確で、確実に利益を増やしながら、伸ばせるところは伸ばすという考え方です。
切上げ線とパーフェクトオーダー 線と波の話 4移動平均線の使い方でパーフェクトオーダーって有名ですよね?
実は、安値切上げ線や高値切下げ線でも、使えます。
上昇トレンドでは、移動平均線のパーフェクトオーダーは上から、短期、中期、長期の順で並びます。
安値切上げ線も、上から短期、中期、長期の順で並びます。
そこで、このチャートの場合だと、短期、つまり1時間足の安値切上げ線や、直近の安値のブレイクが、絶好のエントリーポイントになります。
もちろん、短期のトレンドの崩壊だけでなく、今回は、日足、4時間足、1時間足で、それぞれWトップが、見られて、チャートパターンのフラクタルにもなっています。
Wトップの中のWトップの中のWトップの右肩からの売り、ネックライン割れからの売りができるケースでした。
日足
4時間足
1時間足
ところで、私の説明で、切上げ線(ライン)、切下げ線(ライン)という単語がよく出てくるので、「それって、トレンドラインのことでしょ?」と思う方もいらっしゃるでしょうが、私の中では、切上げ線(ライン)、切下げ線(ライン)の中で、トレンドに沿って引けたものが、トレンドラインであって、トレンドラインは切上げ線(ライン)、切下げ線(ライン)の一部という考えなので、まとめて、切上げ線(ライン)、切下げ線(ライン)と表現しています。
カウンタートレンドラインを切上げ線(ライン)、切下げ線(ライン)と表現する方が多いので、私の言葉の使い方はマイナーかもしれませんが、単純に、高値同士、安値同士を結んだラインが、右上がりなら切上げ線、右下がりなら切下げ線と表現しています。
時には、高値と安値を結んだ線を引くこともあります。例えば、Zig Zagやウォルフ波動も高値安値を結ぶので、私の中では、アリです。
ラインの裏当て、チャネルにも、私はこの考え方を取り入れて引いています。
(閑話休題)波動の豆知識私はMTFのダウ、波動、広義のレジサポでトレードしています。
MAを見る人が多いので参考表示していますが、自分のトレードには
使っていません。
このうち、波動についての豆知識です。
豆知識といいつつ結構頻出のパターンで、
実際のトレードに技術として使っている内容でもあります。
■波動の使い方(私の場合)
色々すっ飛ばして言えば、4時間レベルの1~5波をカウントし、
① 5波に入ったら構えて、その終わりを待って1波の根元候補でエントリー
② 1波で入れなければ3波の根元でエントリー
基本的には、ただこれだけを繰り返しています。
①は低勝率高リワード、②は高勝率・中リワードという感じです。
生粋のエリオティシャンのように、詳細なエリオット波動の知識で
武装するわけでもなく、ファジーに1~5波をカウントするだけです。
そもそもエリオット波動というより、
ダウ理論の先行機・追随期・利食い期というべきかもしれません。
ただ単に、漢字で先行機・追随期・利食い機と呼ぶのが面倒で、
数字で1波・3波・5波というほうが端的で言いやすいだけです。
エリオット波動論への深い愛着はありません。
脱線してしまいました。
■波動の豆知識 → 異様にカウント数が嵩んだときの簡単な対策
波を重視している人は、ひとまず1~5波をカウントしますよね。
このとき、ダウの高安とか、移動平均線の波打ちをガイドに
素直に数えると、5を超えて、どこまでも続いていきそうな波にも
よく出会います。
エリオット波動論でいうエクステンションの概念に近いのだと
思いますが、私はエリオットのエクステの概念を正しく理解し、
トレードに応用することはできません。
はっきり言って本を読んでも良くわかりません。
(字面ではわかっても、使えるレベルになる気がしません)
私が唯一頼りにしている簡単な概念が、
「ときおり9波構成に見える場合もあるが、それも1~5波だ」
というものです。
※『エリオット波動研究』のP.139に書かれていたりします。
なんじゃそりゃと思いつつ、心に引っかかるものがあり、
検証・練習で見てみたり、トレードにも応用しました。
すると実際「伸び過ぎの波は9波で終わる」は頻出します。
こればっかりは、自らの検証・練習・実用の中で体得したものに
過ぎないので、信じるか信じないかはあなた次第の世界です。
■直近の実例① AUDUSD
直近の日足下降波の中で、4時間3波と見える波が、
だらーんと長い形になりました。
私の感覚ですが、素直に波形を当てると図のようになります。
数えていただくと、1時間レベルの9波構成です。
■直近の実例② USDJPY
直近の日足上昇波が続いて来ていますね。
こっちのほうが美しい4時間レベルの9波構成を見て取れます。
難しいのは、そう見せかけて、実は途中で日足の波が
浅~い押し目をつけていて、現在は新しい日足の波の
4時間3波目である、というオチもありえます。
波形を数えていただくと6波目に当たる下降波が、
実は浅~い日足の押し目で、7波に見える波が
実は1波だったというオチです。
波動を見るとき、全ては暫定に過ぎないという意識が
非常に重要になります。決めつけない。
ですが、素直に見ればいま9波目です。
トレードに予想は禁物ですが、絶対に予想を言えと言われれば、
USDJPYの日足上昇波は来週あたり終わって調整に向かうと思います。
マニアックな長文投稿で失礼しました。
ネガティブセンチメント下でのポンドドル:短期売り回転の狙い方今回はポンドドルの相場解説です。現在、イギリスの中央銀行であるBOE(Bank of England)は、利下げに対して多少積極的なスタンスを取っています。この影響で、次回の政策金利発表までは市場全体のセンチメントがネガティブになっています。簡単に言うと、利下げの期待感が高まっているため、ポンドに対する売り圧力が強まっているんです。
ただ、注目していただきたいのは、先物が1.3127付近で推移している点です。この付近では、売りが入ってもなかなか価格が下がらない状況が続いています。つまり、下がりそうで下がらない、いわゆる底堅い動きが見られるわけですね。
こんな状況で僕が推奨したいのは、13の戦術の1つである『短期逆張りデイトレード戦術』を使った売り回転です。どういうことかというと、今の市場では、上昇トレンドが出にくい状態であるため、短期的な価格の反発を狙って、こまめに売りポジションを回転させる手法が有効です。要するに、小さな反発で利を積み重ねる戦術です。
特に、下がりきらない場面では短期的に逆張りを仕掛けることで、リスクを抑えつつ利益を狙うことができます。こうした相場環境では、無理に大きな利益を狙うのではなく、小さな動きに対応するデイトレード戦術を活用していくことが重要です。
ポンドドルの今後の動きに注目しつつ、冷静な判断でトレードに臨んでください。
コツコツドカンを防ぐための感情コントロール術
トレードの失敗の大半は、余計なトレードによる獲得利益の剥奪、いわゆる“コツコツドカン”という現象です。私の経験から言っても、1円も稼げなかったから撤退したという人は見たことがありません。なぜなら、トレードは売るか買うかの2択ですから。では、この余計なトレードとは何でしょうか?それは、計画にない、感情的で衝動的なトレード。
皆さんも経験があるかもしれませんが、金曜日が雇用統計でしたし、土日もトレードできませんから月曜日の午前などは、なんとなくでトレードしたくなるものです。
その感情の根底にあるのは“損得勘定”です。私たちはそれを“損得感情”とも呼んでいます。
まず、損得勘定とは何か?それは、自分中心の考え方であり、相場を客観的に見ることができなくなる原因です。相場で成功するには、己を滅して、相場を中心に考えなければなりません。
例えば、こういった感情が芽生えることはありませんか?
• 損したくない
• 儲け損ないたくない
• モトを取りたい
• 人よりも得したい
• ただでもらいたい
• 取り返したい
• 勝たなければいけない
• 相手を利用したい
• 焦りや恨み、妬み、人の不幸を喜ぶ
これらは、すべて損得勘定に基づく感情です。損得勘定は私たちの本能でもあり、後天的なトラウマや性格、人生経験からくる歪んだマイルールも影響します。
ビジネスの世界では損得勘定をなくすべきだというのは、ある程度周知の事実です。しかし、その作動原理や解決方法を実践的に教えている場所は限られています。精神的な修行を推奨する場所もありますが、実際にどうすれば損得勘定をコントロールできるかは、具体的な方法が必要です。
では、損得感情が発生する脳の部位について少しお話ししましょう。損得感情は、島皮質(とうひしつ)という脳の非常に古い部位で生じます。ここが活発に働くと、感覚器官を総動員して防御反応が起こり、すぐに損得で物事を判断し、努力ができなくなります(東大生などに多いと言われています)。一方で、活動が弱い人は努力はできるものの、その努力が裏目に出ることが多く、特にネガティブな感情のもとになります。
ちなみに島皮質は女性の方が活発だとされており、生理的に無理!とかお得、お買い得、ポイント還元などの損得勘定に反応しやすいのも納得です。
さらに、お金(損得勘定)は高次報酬の一種であり、私たちの脳の「報酬系」領域がその価値を判断します。例えば、線条体や側坐核、扁桃体といった部位では、感覚情報とドーパミンによって報酬の価値が統合されており、これが私たちの行動に影響を与えます。損得勘定は、こうした脳のメカニズムが深く関わっているのです。
じゃあ、どうすれば損得感情をコントロールできるのか?解決方法をいくつか提案します。
1. トレードの遮断:物理的にトレードを中断させる方法として、予定を入れたり、趣味に没頭する時間を作ることが効果的です。
2. ギブの精神を体得する:積極的に無償で提供したり、寄付をすることで、損得感情を麻痺させることができます。
3. 目的意識を持つ:他者の利益を報酬源とし、人を喜ばせることを喜びに感じることが大切です。
4. マインドフルネス:自分の感情を客観的に認識するトレーニングを行いましょう。感情をコントロールするにはまず、感情を知ることが必要です。
5. 確率論を学ぶ:損得勘定を鈍らせ、理性的に判断するためには、世の中がすべて確率で動いているという認識が必要です。トレードも、確率のゲームであることを忘れずに。
皆さん、トレードという仕事は、損得勘定があると成功しません。だからこそ、自分の感情に気づき、それをコントロールできるようになることが重要なのです。
オプションSQと未到達ピボットに向けたユーロドル戦略:タイミングが勝負こんにちは、トレードアイデアラボの猫飼いです。先週の米雇用統計では、予想を上回る結果が出て米ドルが急騰しました。その影響で一時的にドル高に振れましたが、今後は先物価格が1.1000近辺にあるため、この水準へ戻ってくる可能性が高いと見ています。さらに、週末にはオプションSQが控えており、オプションも1.1000に設定されています。このオプションの効力は11日まで続くため、相場はこの価格帯を意識するでしょう。
注目したいのは、未到達のピボットポイント(Missed Pivot)です。現在、1.1055にありますので、そこまでの上昇を想定し、その後の戻り売りを狙っていきたいところです。ただ、狙い目は明確でも、実際にトレードをする上で一番の課題は「タイミング」です。これはトレーダーにとって最も難しい3つの悩みの1つと言っても過言ではありません。
そこで、タイミングを捉えるために必要な3つの要素を意識しましょう。それは「場所」「時間」、そして「プライスアクション」です。この3つを正確に判断できれば、どのタイミングで仕掛けるべきかが見えてきます。トレードでは、このバランスをうまく取ることが成功の鍵です。
ですので、今回のトレードチャンスを生かすには、週明けの上昇は早い動きが予想されるためタイミングが取りにくく1.1055までの上昇を待ち、そこからの戻り売りのタイミングを見計らっていくことが大事です。
トレードのスキルを向上するには、トレードの難しさを知る必要があるトレードは、ややもすると、スプレッド分を除いた、約50パーセントの確率で、勝てるようなイメージを持ちやすいです。
今回、先日のドル円の、4時間足チャートの、少し難しいところを、ピックアップしましたが、
仮に2本のオレンジ色の垂直線の範囲内で、新たにロングポジションをもってトレードする場合、底と書かれた白〇および、青い2本の水平線の間で、買わないと、どこかで含み損を持つことになります。
もちろん、通常トレードで、含み損を抱えることは、日常的なことですし、この期間の中でも、戦略を間違わなければ、十分勝てるとは思いますが、損切を置く場所にもよりますが、利確の位置が適正でないと、ほぼ損切にかかってしまうのではないでしょうか?
このケースでは、青い2本の水平線の間で、買うことが、非常に難しい。
また、トレードの難しさとして、プロスペクト理論が、よく紹介されますが、そもそも、今回のケースのように利益を伸ばすことが、難しい。
よく、「難しい場面ではなく、簡単な場面でトレードすることが大事」と、聞きますが、どの場面が難しくて、どの場面が簡単なのか、判断できないと、どうにもなりません。
「自分で何が分からないかが、分からない」という、理解することの難しさを表す言葉がありますが、難点を知り、それを攻略しながら、トレードスキルを向上させたいものです。
国慶節後の中国株、調整局面も押し目買いの好機?jp.tradingview.com
中国の大型連休、国慶節を前に中国の株式市場は急騰しました。
9月24日に中央政府が打ち出した金融緩和、不動産支援、株式市場支援というパッケージ型の景気支援・刺激策が、市場関係者にポジティブな印象を与えた点が急騰の理由と思われます。
中期トレンドが下降から上昇に転じた今、押し目を拾いたいところです。そこで、フィボナッチ分析でサポートポイントを探ってみました。
ここでは、SGXに上場しているFTSE CHINA A50指数先物のデータを分析しました。
9月19日の安値:11078
10月7日の高値:16359
0.382: 14342
0.500: 13719
0.618: 13095
国慶節明けにA50指数先物は0.5のサポートをブレイクしました。上昇モメンタムが強いマーケットでは、0.5の節目を割ることは稀です。そのため、連休中の上げを否定するような下げに市場関係者は焦りを感じていますが、重要な0.618のサポートを割っていないため、今のところは押し目買い戦略が有効と考えられます。
ポンド円横ばい相場で活用するレンジ戦術とは?どうも、猫飼いです。現在、ポンド円は先物192.47円を中心に上下に揺れ動く展開が続いています。わずかにアップトレンドを維持しているものの、移動平均線が収束し、相場は横ばいに近い状態となっています。この状況では、大きなトレンドを見出すのは難しく、レンジ相場として捉えるのが適切です。
今回の戦術として、13の戦術の1つである「レンジ戦術」が有効です。ポンド円は190円から195円の範囲で大きなレンジを形成していると見て、その範囲内での価格の動きを利用することがポイントです。レンジ相場では、相場が中心の価格に戻る傾向を活用してトレードを行うことで、安定した成果を狙うことが可能です。
したがって、価格がレンジの下限付近に来た場合は買いを、上限付近に来た場合は売りを検討し、中心価格に戻る動きを狙っていきましょう。この戦術により、相場のボラティリティが低い状況でもリスクを抑えながら利益を上げるチャンスが生まれます。
このようにレンジ戦術を活用し、リスクをコントロールしながら安定したトレードを目指しましょう。
アルゴトレード対人間:荒れた相場で生き残るための3つの戦略
最近、こんな風に思うことはありませんか?「この相場、どうにもよくわからない。上がってるかと思えば突然下がるし、急落したと思ったら一瞬で跳ね上がる…」そんな相場が続いていて、困惑している人も多いんじゃないでしょうか。さらには、夜中、ほとんどの人が寝ている時間に、突然の大きな値動きがあって、「え、今こんなことになってたの?」なんて驚くこともあるはずです。
これって、もしかして皆さんも経験したことがあるんじゃないですか?今、相場は以前よりも不規則に動いているように見える。以前のように、テクニカル分析を駆使しても、なかなか思った通りに動かない。相場の「セオリー」なんて、もう役に立たないんじゃないか…そんな風に感じている方もいるかもしれませんね。
でも、これには理由があるんです。実は、最近の相場の動きは、人間の感覚で分析できるものじゃなくなってきているんです。それはなぜかというと、AIを使ったアルゴリズム取引が今の相場を支配しているからです。
アルゴリズム取引が相場を変えた
では、アルゴリズム取引ってなんだろう?簡単に言えば、コンピューターが自動的に膨大なデータを瞬時に分析し、売買を行う仕組みです。この仕組みは、すでに多くの大手投資銀行で採用されています。彼らはアルゴリズムを使って、相場を読み、そのデータに基づいてトレードを行っています。そしてそのシステムを自社だけで使うのではなく、顧客にも販売しているんです。
このアルゴリズムは、ただの「自動取引」じゃありません。従来のテクニカル指標やチャートパターンに頼るのではなく、複雑なデータやAIを活用して、瞬時に最適な解を見つけ出し、それに基づいてトレードを執行するんです。だから、人間のトレーダーがチャートをじっくり見て、タイミングを図って…というプロセスを踏む間に、彼らはもう次の手を打っているわけです。
さらに、最近はAI技術が進化していて、アルゴリズムにAIが加わったことで、より高度なトレードが可能になりました。AIは、ただプログラムされたルールに従うのではなく、リアルタイムで自ら学習し、最適な売買を行う。これはもう、人間の頭では到底追いつけない領域です。
アルゴの規模は相場の7割
では、このアルゴリズム取引が相場全体でどれくらいのシェアを占めているのか、気になりませんか?今、為替相場の7割がアルゴリズムによって動かされていると言っても過言ではありません。もしかしたら、もう8割近くになっているかもしれませんね。もちろん、常にアルゴが全てを支配しているわけではないですが、その割合が年々増加しているのは確かです。
これは、もはや投資銀行同士の「戦争」と言ってもいい状況です。彼らは、より高度なアルゴリズムを開発し、相場の動きを支配しようとしています。特にこれからの感謝祭シーズンなどは、彼らがアルゴリズムに任せて休暇を取ることもあるでしょう。つまり、人間が休んでいる間も、アルゴはせっせと働いているわけです。
アルゴリズムと人間の戦い
ここで、少しチェスや将棋の話をしてみましょう。チェスや将棋でも、AIが人間に勝つというニュースをよく耳にしますよね。AIがプロ棋士を打ち負かすなんて、数年前までは考えられなかったことです。今や、将棋のプロ棋士も普段はAIと対局して練習しているほどです。
トレードも同じような状況です。もはやAI対人間の時代が来ています。アルゴリズム取引の影響が強まり、相場の動きが予測不能なものに変わっている今、私たち人間が昔ながらの手法で戦うのは非常に厳しいです。相場の「常識」は通用しなくなりつつあります。
ダウ理論?チャートパターン?そんなものを駆使しても、アルゴリズムの前では無力になってきています。昔はそれで勝てたかもしれませんが、今は違います。AIは、私たちが使うテクニカル分析を遥かに超えるスピードと精度で相場を読み、トレードしているんです。
人間トレーダーができる3つのこと
「じゃあ、僕ら人間はもう勝てないの?」そう思ってしまうかもしれませんね。でも、諦めるのはまだ早いです。確かに、アルゴリズム取引が相場を支配している今、私たち人間は非常に不利な立場に立っています。しかし、勝つための方法がないわけではありません。
ここでは、私たちがアルゴと戦うためにできる3つのことをお話ししましょう。
1. 複数の情報を監視する
まず1つ目は、複数の情報を同時に監視することです。アルゴは膨大なデータを瞬時に処理し、複数の相場を同時に監視しています。僕らもかなり前から、少しでもその動きに追いつくために、複数の銘柄や相場を監視する必要性に気づいて実践しています。そこで、TradingViewのようなツールが役に立ちます。
ただ、全ての銘柄を監視する必要はありません。アルゴが参照していそうなデータに絞り、それらの相場を徹底的に分析することが大事です。これなら、膨大な情報に圧倒されることなく、アルゴの動きを捉えることができます。
2. 逆張り思考になる
2つ目は、逆張り思考になることです。ダウ理論やトレンドフォローの戦術に頼っていると、アルゴの格好の餌食になってしまいます。アルゴリズムは、そういった一般的なトレード手法をすでに「理解」しており、それを逆手に取ってトレードを仕掛けてきます。
だからこそ、逆張り思考を取り入れることが重要です。トレンドが発生しているときに、それに逆らうのは怖いかもしれませんが、アルゴの動きを察知した上であえて逆を行くことで、彼らのトラップにはまらずに済みます。
もちろんアルゴがトレンドフォローしてくる時期もありますので、その時は素直にトレンドフォローしましょう。
3. アルゴの動きを察知する
3つ目は、アルゴの存在を察知することです。かつての「アイスバーグ注文」や「ステルス注文」のように、アルゴリズム特有の動きがあるんです。彼らは、相場の中で非常に複雑な動きをしますが、その動きの中にはパターンが存在します。
もちろん、今のアルゴはより洗練され、多様化しているため、一目でそれを見分けるのは難しいかもしれません。しかし、アルゴリズムの動きには、明らかに「人間がやらないだろうな」と感じる独特の動きがあります。これに慣れてくれば、アルゴが仕掛けたトレンドに乗ることができるようになります。
GBP/CHF 2024年10月 第二週ポンドスイス日足です。
日足チャートに月足と日足MA、及び月足のキャンドルをオーバーラップ表示してます。
2022年9月にポンドドルが史上最安値へ暴落した時に、ポンドスイスでは、1.01563の安値をつけまして、そこから急回復したものの、日足以上のチャートで見ると、レンジ相場を形成しています。
1.14625の水平線(赤太線)は長期足から引けるレジスタンスラインですが、ポンドが暴落した際に月足レベルでしっかり抜けたラインです。安値をつけてから再度1.14625へ上昇し、日足では若干抜けていますが(長期足のラインなので月足を基本に考えます。)、月足のキャンドルはしっかりこのラインで何度も頭を抑えれられて引けているのが確認出来ます。
また、斜めの下降のレジスタンスラインが2015年の高値から引けますが、このラインも抵抗帯となって2回ともブレイク失敗しているのも同じく確認出来ます。
もっと大きな長期足でみれば長らく下降トレンドのペアであり、表示している部分はその下降トレンドの中保合のレンジ部分である可能性も高いです。
直近の日足の動きでは、1.1.4625のレジスタンスラインで大きく下に叩き落とされて、上昇したものの、月足のMA(黒線)に上昇を阻まれ下落へ転じそうな勢いに見えます。
上記環境認識を基本に、波動的な要素を入れ込んで考えると、2022/9安値から2024年5月までの波形はダイアゴナル波動の第四波のジグザグ系の波動と振り当てることができ、この期間で一連の修正波が完了したと見ることができます。
現状で考えると、2024年5月以降、ダイアゴナル第五波動目が2024年5月から進行中とみてます。
ダイアゴナル5のⓐ波として、ここにもダイアゴナルが形成していると思いますが、現在はそのダイアゴナルⓐ-(v)-①が完了後の②波の段階でないかと思います。
②波の修正として、上限をマジェンダ色の1.13374あたりをめどに見ております。月足のMAもあるので、ここから下方向へ強く出た場合、この波動の優位性が増すと考えてますが、このラインより上へ価格がブレイクし、長期のレンジスタンスラインを上抜けて行くような局面では別な波動を考える必要があります。
「水平線(主に長期足を使用)」でゾーニングをし、MAや水平線線、又は補助的にトレンドラインやフィボなどを使ってサポート及びレジスタンスのあたりを見ながらエントリーポイントを選定し、「波動」では現在地とトレンドの方向を見るナビゲーション的な役割を担っております。
常に30ペア以上監視してますが、それら両輪を組み合わせシナリオに合致したもののみを選出しトレードを構築しています。
45度ライン: トレードにおいて非常に効果的なツールです。45度ライン: トレードにおいて非常に効果的なツールです。
資産の ppix が爆発して非常に急な傾斜を形成する場合、1x1 ガナングルとしても知られる 45 度のラインは、テクニカル分析において重要かつ非常に役立つツールであり、市場の修正を特定して予測するために使用されます。
45度線の意味:
45 度の線はテクニカル分析における均衡トレンドを表します。これは平均的なサポートラインまたはレジスタンスラインとみなされ、時間と価格のバランスを示します。この線は、市場の安定したバランスの取れた進行を示唆しているため、特に重要です。
主な特長
-角度: 45 度の線は、グラフの横軸に対して 45 度の角度を形成します。
-表記法: 1x1 で表されることが多く、これは、1 単位時間における 1 単位の価格の動きを表します。
-解釈: この角度に続くトレンドは一般に強いと考えられており、同じ方向に続く可能性が高くなります。
テクニカル分析での使用
トレーダーは 45 度ラインをいくつかの方法で使用します。
- トレンドの強さの特定: 45 度の角度に続く、またはそれを超えるトレンドは強いとみなされます。
-サポートとレジスタンス: ラインは、上昇トレンドでは動的なサポートレベルとして、または下降トレンドではレジスタンスとして機能します。
- 動きの予測: トレーダーは、価格が 45 度の線から大きく逸脱した場合にトレンドの変化を予測できます。
-多時間分析: ラインは、より包括的な分析のために、短期から長期までのさまざまな時間スケールに適用できます。
他のツールとの統合
45 度ラインは、より堅牢な分析を行うために、他のテクニカル分析ツールと組み合わせて使用されることがよくあります。インジケーター、チャート パターン、または他のガナングルと組み合わせて、取引シグナルを確認し、予測精度を向上させることができます。
結論として、45 度ラインはテクニカル分析において強力なツールですが、過小評価されがちです。そのシンプルさと多用途性により、市場の傾向を正確に特定して追跡しようとしているトレーダーにとって貴重な手段となります。
外国為替や暗号通貨を含む、知っておくべき非常に重要な教育出版物で、非常にうまく機能します。
ローソク足と平均足と平均足スムーズド上はローソク足と平均足スムーズド、下は平均足と平均足スムーズドです。
平均足や平均足スムーズドを使うと、トレンドが見やすくなり、細かなローソク足の色の変化にを、気にしなくてすむかもしれません。
ただ、平均足はインジケーターの組み合わせによっては、ローソク足の組み合わせとは異なったチャートの表示になるかもしれません。
上のチャートでは、ピボットが、異なって表示されています。
また、私は、1つ、もしくは数個のローソク足の組み合わせのプライスアクションより、高値安値が織りなす波を重視しています。
プライスアクションって、チャート分析の中でも、かなり難易度の高いものだと考えています。
まったく見ないわけではないですが、「ピンバーで転換か?!」と、エントリーして、そのまま、トレンド継続などのパターンで、過去に何度もシバかれました。(他の根拠が少ない状況での、ピンバーでのエントリーを、「どこでもピンバー」と、私は呼んでいます。)
そういう意味では、平均足は、ローソク足のプライスアクションで私のようなミスをしないためにも、活用できるかもしれません。(平均足には、平均足のプライスアクションも、あるにはありますが)
平均足や平均足スムーズドの一番のおススメは、暫定の高値安値を見つける、押し目、戻りの候補を見つける手段だと考えています。
(閑話休題)ご覧頂いている方へ注意喚起(前回の4時間上昇3波ロングトレードについて)私のだらだらした投稿を、もし詳しくお読み頂いている方がいれば、
一点だけ注意を喚起したいです。
(いらっしゃればですが、、、)
前回のUSDJPYロングトレードについてです。
今の私の1時間足チャートでいうと、赤色2(4時間上昇3波の起点)で、
私は1分足まで一時的に降りて、その上昇転換を見て買いました。
その根拠は以前記載したとおりです。
ですが、そのエントリーを真似しようとは思わないでください。
勝手にお名前を出して恐縮ですが、例えば100億円トレーダーさんが
直近YoutubeやXに投稿されているようなエントリータイミングが、
まさにスタンダードです。
敢えてはっきり言うと、これが正解だと思います。
是非見てください。
私の場合は、単に性格の問題を抱えていて、
底を拾える優位性があると思っているのに拾いに行かないのが、
どうしても嫌なだけです。
本当なら100億円さんのような標準形トレーダー(高勝率)に
なりたいものです。
私が使ったようなエントリー方法を用いると(私も多くは1時間足で
エントリーしますが、一部のトレードで1分を使います)
では、究極の高勝率トレーダーにはなれません。
エントリー時に1回や2回の負けは、もともと所与のもので、
結果的にR/Rが10を超えるのも当たり前、のようなポジションを
構築できればそれでよしという考え方です(1分足エントリーについては)。
総合すれば、低~中勝率&ハイリスクリワードのトレーダーです。
とはいえ、環境認識は比較的プレーンだと思いますし、
エントリーに癖があるだけですので、主に環境認識を
ご参考にされてください。
閑話休題でした。
下位足の200日移動平均線 後講釈 その1トレードをしていると、「なぜ事前にあの動きに気づかなかったのだろう?」、「なぜあそこでエントリーしてしまったのだろう?」などという、後悔や反省をすることが多々あります。
そして、恐ろしいことに、その後悔や反省を忘れて、また同じ間違いを繰り返してしまう。
この負のループを断ち切るために、「後講釈」というカタチで、あえて赤っ恥をさらして、私の気づかなった分析や、失敗したトレードをさらしていこうと思います。
後講釈とは本来、「さも事前に分かっていたように話すこと」ですが、このシリーズは、一種の過去検証として、「リアルタイムでは気付いていなかったこと」「失敗したこと」について、話していこうと考えています。
ですので、基本、過去チャートの分析です。
それでもよければ、お付き合いください。
前置きが長くなりましたが、BTC/USDの1時間足です。上位足から分析して、日足、4時間足でチャンスがなければ、下位足は見ないことが多いのですが、ここ最近のBTC/USDは、1時間足の200日移動平均線で、反応していることが、多かったです。
ですので、黄色の〇の動きは美味しいところだったと思います。
ロールリバーサルでタッチしていないので、少し難しいですが、事前に1時間足の200日移動平均線とローソク足の動きを追って、下位足を見ていれば、十分対処できたところだと思います。
黄色の〇付近を15分足で拡大しました。
下位足は、ポジポジを防ぐ目的のため、見すぎないようにしているのですが、これだけ、200日移動平均線に反応してて、かつ、直前の白〇でも、後から、「エントリーポイントはここだったな」って反省していたのですが、全然、黄色の〇に注目できていなかったです。
なんのために200日移動平均線を入れているのかと、反省しました。
改善の方法は考え中ですが、描画ツールのテキストを使ったり、〇を設定から可視性で必要な時間足に表示させるなど対策を講じる予定です。